9/23 岩稜帯通過技術トレーニング

残暑厳しいシルバーウィーク最終日。
岩稜帯の安全な通過を目的としたトレーニングを南山ゲレンデで行いました。
参加者は3名。
1名を除いて、全く岩登りの経験が無し。
基礎からみっちりと行いました。


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まずは、クライミングギアの使い方や正しい装着方法から覚えます。


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その次は、雄岩に移動。ハーネスとロープの連結(結び方)を覚えます!

8の字結び。慣れてしまえばなんてことは無いのですが、それまでは知恵の輪状態になります。少しづつ覚えていきましょう!


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Iさん「足を掛ける所が無いです~(~_~;)」
それが狙いでもあります。それを工夫して乗れるような足の使い方をマスターできれば必ず登山の岩稜通過のレベルは上がります!
頑張って!!


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タジリン
自宅のニャンコちゃんの足さばきを参考にしましょう!
「にゃん足」ですよ(^◇^)


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少し岩に慣れてもらったところで・・・
雌岩へ移動。


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お腹が減りました。
ランチタイムです。
女子会になってますね(笑)


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午後からはガンガン登ります!


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ビレイも補助付きで経験してもらいました。
手順が慣れるまでは大変ですが、クライマーの命を守る大切な行為です。
動作が自動化できるまで練習しましょう!


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カッコよいですね!

15時ぐらいまでみっちりと楽しみました♪
貴重な岩登り初体験!
これからが楽しみですね!

9/20~22 紅葉と険しさの剱岳北方稜線!

2泊3日で剱岳の北方稜線を縦走しました。

メンバーはクニさん。

「室堂~真砂沢ロッジ~三の窓~本峰~室堂」という周回ルート。
クニさんの今季の目標ルートのひとつでも有ります。

世間はシルバーウィーク。混雑はしていましたが、概ね天候にも恵まれて紅葉も美しく大満足の山行となりました。

北方稜線は気を緩められない厳しい場所でもありますが、そこからの剱岳は絶対に見ておきたいですね!

やっぱり剱は良いですね♪


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20日(1日目)

まず立山駅で連休の洗礼を浴びました。
「駐車場が遠いっ!」


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立山駅
2時間半の待ち(~_~;)
7時半に着いて、10時発。

でも待合室でシニア世代の女性とその娘さんとで、登山の話で盛り上がりました(^○^)


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あの小さな運転席がかわいいですね♪


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弥陀ヶ原あたりも随分色づいてきてますね!

11時頃に室堂到着。


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ごった返す室堂ターミナルを抜けだしました。

みくりが池が綺麗♪


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雷鳥坂の紅葉も見事でした!

クニさんに写真撮影のコツを教えてもらいました!
色々と難しいですね。( ..)φメモメモ


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別山乗越で剱岳をパシャリ!

う~ん、こんなに快晴の剱岳は久しぶりですね♪


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本日の宿泊地の真砂沢ロッジ。
オーナーの政司さんにご挨拶!


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テント場も賑わっています。


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21日(2日目)

明るくなってからの5時出発。
三の沢は雪渓が崩壊している為、迂回ルートを通ります。


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この簡易の吊り橋が岩稜とはまた違った緊張感・・・
慎重に渡ります。


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二股のしっかりした吊り橋を渡ります。
これも冬期は外されます。


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氷河認定された三の窓雪渓!
長~いですね。
これはこの奥地に来ないと見れない景色。


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ジャンダルムにチンネ、クレオパトラニードルも見えますね!
日本離れしたこの岩峰群、圧巻です。


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仙人池の逆さ剱もばっちり見えました。


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池の平小屋で点の記ラーメン。
クニさんも思わず「染みる~」


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池の平小屋から山腹のトラバース道を行き、小窓雪渓へ入る地点にペンキ印があります。
下りはガスっていると見過ごしそう。
アイゼンに装着。
でもクラックも見当たらず、最上部以外は安定した雪渓でした。

この辺りからガスが増えてきました。


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小窓雪渓最上部。
大きな落石がいっぱい。
この落石の集まりの中で休憩しているパーティーがいた。
安全第一ですよ。


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小窓を過ぎてすぐに一部悪いルンゼを登ります。
そこを抜けると緩やかな東側斜面に付いている踏み跡を辿ります。
幅10m程の急な雪渓の斜面を渡る時に、念の為ロープ確保しました。


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小窓の王を池ノ谷側から巻いて三の窓へ。
今日はここで幕営します。
チンネが真正面に見える好展望地。

クニさんも近い将来チンネの頭に立ってるはず・・・


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夕焼けが綺麗でした~(^^)v


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22日(3日目)

鹿島槍ヶ岳の少し左から上がる日の出を見て、池ノ谷ガリーを登り、池ノ谷乗越へ。
すれ違いが有ったので、上からの落石に注意を払いながら進みます。


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右に「長次郎の頭」
中央が「剱岳」


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長次郎の頭を巻くときのトラバースは少し嫌らしいです。
岩が少し出っ張っているので、1、2歩ぐらいだけ、体が仰け反る様な姿勢になります。


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剱岳山頂に到着です!!

前回の長次郎谷を詰めた時よりも、余裕のある様子。
良い感じで技術、体力がついてきてますね!(^^)!


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山頂はすごい人。
記念撮影したらすぐに下山開始。
カニのヨコバイの渋滞もそれほどでもなく15~20分ぐらい待ったら通過できました。


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剣山荘から剣御前小屋に向かうルートからナナカマド越しの剱岳。


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チングルマの綿毛。
綿がフサフサです♪


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室堂に到着。
やはり連休、凄いバス待ちの列でした。
でも立山駅までの臨時直行便が出たみたいで、1時間だけ室堂ターミナルで待ちました。
帰りはグリーンパーク吉峰で汗を流して、立山ポーク丼を食べて帰りました。

念願の北方稜線(狭義)踏破おめでとうございます!
クニさん、剱の他のルートはまた来シーズン宜しくお願い致します。

お疲れ様でした!!

9/16~18 初秋の奥穂高岳~前穂高岳縦走!

今回は公募企画の山行、2泊3日で奥穂高岳から前穂高岳へ縦走しました。
メンバーはKANさん。

ちょうどこの3日間が雨予報で前後は晴れ・・・(T_T)泣けてきます。
18日前線が抜けた後の好天を期待して、縦走コースの設定を逆回りにしました。
ばっちり当たりましたね~(^^)v
最終日が晴れて、奥穂から前穂の縦走路は気持ち良かったです♪

狙い通り人の少ない初秋の穂高縦走となりました。
大満足ですね♪


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16日(1日目)
今日は上高地~涸沢までの行程。

大正池に穂高の山々が写っています。
綺麗ですね。


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上高地は人が少なかったです。
嵐(連休)前の静けさ。


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徳澤園でカレーライスを食べました。


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前穂高岳!
残念ながら上部は雲がかかっています。


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横尾山荘の横に建設中のトイレ。
だいぶ出来てきましたね。
完成が楽しみです。


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涸沢までのルート。
この辺りは紅葉はまだ早いですが、ナナカマドの実が赤くなってました。
気温も思ったより高く、生ビールの為に汗を絞り出します(笑)


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天気は下り坂ですが、涸沢からの穂高連峰は望めました♪
涸沢も今が一番雪が少ないですね。


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想定よりもかなり早く12:30に涸沢小屋に到着。

テラスで生ビール!
頂きマンモス!(古っ)


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軽食コーナーでは、三歩が叫んでいました(^○^)


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やっと夕食の時間。
まったりと過ごし山小屋を満喫。
予報通り、外は雨が降り始めました(>_<)
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17日(2日目)
雨は降っていますが、展望はありますね。
今日は穂高岳山荘までです。


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8:30に小屋を出発。


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ガスに覆われたザイデングラードを登っていきます。


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穂高岳山荘に着きました。
まだ10時半、受付してもらえるのかな?と思っていたら大丈夫でした。
それどころか雨で濡れた僕たちにタオルを渡してくれました。
その対応に僕の中でプチ感動が起こりました♪
だからこの小屋は大好きです。

時間が有るので、少しロープについて勉強会をしました。


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お昼前に着いたので、昼食でみそラーメンを頂きました。
美味しかったです♪


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昨日以上にまったりさせて頂きました。
KANさんもこんなに山小屋でまったりするのは初めてだそうです。
降り続く雨。
今日は我慢の一日です。


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バーボンの似合うダンディ。
ここが凄く雰囲気が良いんです♪
薪ストーブもあって暖まります。

ん・・・、飲んで食ってるだけじゃないかって・・・
気のせいですよ(^-^;


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18日(3日目)
同室の人の超うるさいビニール袋音にたたき起こされました<`ヘ´>
迷惑ですね~。

雨は未明に上がり、まだ少しガスは掛かっていますが、期待できそう♪


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きたーーー!!
素晴らしいっ!
一気にテンションが上がります。


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雲海に浮かんだ槍!


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右にジャンダルムに左に乗鞍、御嶽!
素晴らしい展望の中、吊り尾根を縦走していきます。


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岳沢側がすっぱり切れている高度感のある吊り尾根を歩ききると紀美子平です。
ここから前穂高岳山頂へ急登を上がります。


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前穂高岳山頂!
到着時は涸沢方面にはガスが掛かってましたが、少し経つとガスが取れ、涸沢と奥又白池、明神岳がはっきりと見えました。

前穂の山頂も僕たちしかおらず、貸し切り状態でした。


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KANさんは、今夏に踏破した西穂高~奥穂高の険しい縦走路を眺めます。


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岳沢は浮き小島のように、色づいてきてる所も・・・


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今田重太郎さんに感謝しながら重太郎新道を下ります。


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岳沢小屋で休憩タイム。
ガスが出てきましたが、岳沢小屋は陽が当たりポカポカして気持ち良いです♪
さあ上高地へ下りましょう!


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有名な「風穴」
天然クーラーで涼みます。

上高地に下りてくると人がいっぱいでした。


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ひらゆの森にマムートマンモスが有りましたよ。


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帰りにKANさん宅にお邪魔しました。
リッキーとコロンはお利口さんでしたね。
KANさん、奥様、ありがとうございます!

9/13~14 金比羅山岩登りトレーニング!

今回は13~14日でマロンおじさんと岩トレーニングをしてきました。
13日は京都の金比羅山。
14日は大阪の岩場。
京都駅で待ち合わせをして、そこから京都金比羅山へ。
宿泊はマロン邸でお世話になりました。
お好み焼きが最高に美味しかった♪♪


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京都駅でマロンおじさんと合流して、車を走らせ金比羅山近くまで来ました。
「日本100岩場」のアプローチ図を参考に向かっていったが、駐車スペースが良く分からない。
地元のY姉さんに連絡を取り解決。
大原にある有料駐車場(300円/日)に駐車。


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駐車場からは車道を20~30分ほど歩き江分神社まで行きます。


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江分神社のトイレを借用。
大慌てで走っていく人がいました。


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江分神社から100mほど登ると左方向に山に入る踏み跡が出てきます。
踏み跡を入っていくとすぐに目の前に小岩壁が現れます。
ここがY懸尾根の取付き。
岩稜帯通過のトレーニングに最適な難度でした!


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Y懸尾根の頭付近にはこの標識が立っています。
初めての岩場で点在する岩が、どこにあるのか分からず、地元の女性クライマーに聞きました。
「ホワイトチムニー」という岩が有名らしい。


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Y懸尾根の頭から少し下り、
沢を下るとすぐに大きな岩壁に出ました。
ここが「ホワイトチムニー」かな!?
早速「チムニールート5.4」を登りました。
これは5.4・・・?
続いて「サラワリ5.10a」
1便目テンションを掛けてしまった。


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続いて「ピラミッド」という岩へ移動。
「ノーマルルート5.7」
ガバが多く、気持ちの良いルートです。
金比羅山は「チャート」と呼ばれる岩質で、表面がツルツルすべすべ。
少しでも湿っているところはかなり滑る。


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意味のない写真ですが、1枚どうぞ!


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「ピラミッド」岩の上部から撮影。
眺めが良いですね♪


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何故かニヤつく怪しげなおじさん(?_?)
クライマーズハイ!?


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クライミングを終えて、車道を歩いている時に稲穂がきれいでした。
黄金色に輝く稲穂を撮りたかったのですが・・・
写真はどうあれ季節を感じる風情ある美しさでした♪


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夜はマロン邸近くの「極楽湯」で汗を流しました。
マロン邸に宿泊。
猫のマロンには会えなかったが、奥様が作ってくれたお好み焼きが美味しかったです♪
やっぱり本場ですね。


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14日は近所の岩場へ朝練に行きました。
マロンおじさんは昼から仕事なので、ロープワークのシステム確認をメインにあっさりメニュー。


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川にはまった訳ではありません。
手を洗っています。


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せっかく大阪へ来たので、心斎橋の「ミレーショップ」でお買い物。


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道頓堀を通り、近鉄アーバンライナーで帰りました。
マロンおじさんに奥様、突然の訪問にもかかわらず、対応して頂き、ありがとうございましたm(__)m

9/10 急なレスキューに備えて…(^-^;

このところの悪天にはホント泣かされています(~_~;)
今回も台風とその後の不安定な天候により、中止にしたツアーが2本。
安全第一の判断をさせて頂きました。

でも、山の天気は素晴らしい光景を見せてくれる時もあれば、生命を脅かす場面に遭遇する時も有り、高山になればなるほどその傾向は顕著になります。
だからこそ僕ら登山ガイドの必要性が高いとも言えます。

まぁ、こうゆう時は爪を研ぐ!
ガイド仲間のほ~さんとレスキュートレーニングです!
ほ~さん、ありがとう!!


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豊田の南山ゲレンデにやってきました。
このところの雨でゲレンデ脇の小川が凄い事になっています。


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しかも氾濫したみたいで地面が水浸しの状態。
こんな南山は初めてです。


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まず、平地で倍力システム構築、カウンターラッペル等をやってみます。


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実際の壁で倍力システムの効果確認。
構築まですごく時間が掛かったり、手順が違っていたりと、復習が必須。


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レスキュートレーニングは14時ぐらいで終了。
僕はズットンへボルダリングに行きました。
ズットンスタッフの癒し系ことタッキーがルートセットしていましたよ♪


9/4 立山(雄山)登頂!!

日帰りで立山へ行ってきました。
生憎の天候でしたが、立山フェスティバル開催中で、色々と経験出来ましたね!
これは必ず今後に繋がっていきます♪
雄山登頂おめでとうございます!
初の3000m越えですね。


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さすがですね、天気が悪いにも関わらずこの人出。
ケーブルカーで美女平まで行きます。
余談ですが、美女平の地名はこの地方に伝わる美女杉伝説から来ているそうです。


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立山杉を過ぎ(シャレではない)、称名滝はガスは少し掛かっていましたが、かろうじて見えました。
雨量の多い時にしか現れないハンノキ滝も見えました。


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最近このパターンが定番になっています。
室堂で立山そばを食べます♪
特に肉ごぼうそばが大好きです♪


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ちょっとピンぼけですが…
大満足の様子♪


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何とNHKの取材班に「インタビューお願いできますか?」と声を掛けられました(@_@)
立山フェスティバルの取材らしいです。
超ぎこちなくて絶対に採用されていないだろうな…(^^;)


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イワイチョウの葉が紅葉しています!

きれいですね♪
もうすっかり秋の気配!


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室堂を出て一の越へ向かいます。
日本最古の山小屋「立山室堂山荘南棟」を過ぎて、僅かに残った雪渓を渡ります。

これも初体験で少し緊張(^^;


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一の越に到着。

ガスガス…、しかも強風。

タジリンの顔を見る。気力充実の様子!
「行ける!!」


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一の越からは急登。
風も吹き抜けます!

頑張れ、タジリン!!

三の越まで来ました。
ちょうど中間地点。
山頂を五の越として、一、二、三、四の越に区切られ、それぞれに小さな祠が祀られています。


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ついに三角点まで来ました!
おめでとう~!!


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天候回復を期待しているが…

取り合えず、社務所の休憩室へ。


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悪天候の為、社務所の中で御祈祷をしてもらいました。
 


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せっかくなので、鳥居をくぐり、雄山山頂へ
3,003m、初の3000m越え。


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下山時も時折ガスが抜けて、周りが見えると嬉しい♪
ライチョウにも会いたい♪
しかし、今日は現れずまた次回のお楽しみです。

山は必ずしも良い条件が保障されている訳では無いんですよね。
それがまた普通の観光とは違う良い所なんですが…


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16:40ぐらいに室堂へ戻ってきました。
立山フェスティバルのブースも既に閉まっています。


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缶バッジもらえました♪
頑張って雄山まで行った甲斐が有りました!


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ケーブルカーの車体はこんな柄でしたっけ?
かわいいライチョウとオコジョと白鷹がいました。


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閉店ガラガラ状態の立山駅。

タジリン、大変だったけど良い経験になったね!
本当にお疲れ様でした!!
さあ、次はどこへ行こうか?
今度は旦那さんも一緒にね!

8/27~29 憧れの剱岳チンネへ

念願の剱岳チンネ左稜線へ行ってきました。
メンバーはガイド仲間のマロンおじさん。

3泊4日の予定でチンネ左稜線登攀と、八ッ峰のⅥ峰Dフェース登攀を計画していましたが、雨でチンネのみの登攀となりました。

面白いルートで、しかもロケーションは抜群!
アプローチはかなり長い(;^ω^)
登山の「総合力」が試されるルートでした。


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【1日目】
マロンおじさんは僕の自宅に前泊。
立山駅からケーブルカーと高原バスに乗換え。


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室堂で立山うどんを食べます♪


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前回に来た7月に比べると、すっかり雪は無くなっていますね!


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マロンおじさんの見つめる先には・・・
剱岳かそれとも一昨年、大転倒した場所か!?


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別山乗越からの下り。
剱岳は残念ながら上部はガスが掛かっています。


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長次郎谷の出会


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ピッケルをザックの下部に入れて、中身をほとんど出すハメになったマロンおじさん。
ここで体力をかなり消耗・・・
頼みますよ~(*_*)

長次郎谷も雪渓にクレバスが出来ている箇所が有ります。
そこは右岸側の岩場を通過します。

暗くなる前に幕営ポイントに到着。
おっさん2人の暑苦しい夜を乗り越えます。


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【2日目】
落石等の危険から、夜間行動は出来る限り避け、少し明るくなってから出発。
長次郎の右俣を池ノ谷乗越まで登ります。


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池ノ谷乗越を越えて、池ノ谷ガリーを下ります。
ガレ場の中に踏み跡が付いています。


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剱のこの部分は初めて見る景色!
人を寄せ付けない岩峰の数々に富山湾、素晴らしい!!


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三ノ窓のコルに着きました。
開けた気持ち良い場所ですね♪
取付きの目印、左右が逆の「4」を目指す!
小さすぎて見えないけど・・・


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三ノ窓の雪渓トラバースはアイゼンを履きました。
雪渓トラバースを最短距離で突っ切ります!
 


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取付きに到着。
登攀準備。


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6ピッチまでは僕がリード。
氷河認定された三の窓雪渓を見下ろすロケーション!最高!(^O^)
残置ピトンも沢山有りますが、♯2ぐらいまでのカムの出番も多いです。


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7、8ピッチはマロンおじさん。
ランナーの取り方も上達中!


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9~12ピッチは僕。
T5からの11ピッチ目は核心部のハング越えを含む、チンネのハイライト!
フリーでは越えられましたが、残置ピトンに助けられた感じです。

左にはクレオパトラニードルが見えてます!


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13~14ピッチは僕。
ひたすらナイフエッジの通過になります。
高度感はバッチリ!!
最後の15ピッチはマロンおじさん。


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来た~!
チンネの頭!!

お決まりの場所で写真を撮るが、カメラマンが悪いとこれだけ高度感が全く無くなるとは・・・
悲しい(泣)


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空模様が怪しくなってきた。
登頂の余韻に浸る間も無く、懸垂下降!

明るいうちに幕営ポイントまで戻れましたが、登攀時間は約6時間掛かってしまいました。
まだまだですな(>_<)


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【3日目】
朝から激しい雨。
次の日も天気予報が悪い為、少し小雨になったところで、早々に撤退!
さよなら源次郎、八ツ峰!


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長次郎谷下降中。
クレバス及びシュルンドの勉強会になってしまった(^^;)


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日本三大雪渓の剱沢雪渓を登り返します。
チングルマが可愛いですね♪
ほっとする花です。
綿毛になった姿も面白い。


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剱澤小屋に立ち寄り、オーナーとOさんに久々に会いました。


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雷鳥荘~みくりが温泉間に雷鳥がいました♪
大人気です!

登り返しの辛さを一瞬忘れます。


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立山駅まで下りました。
この後、グリーンパーク吉峰で汗を流しました。
立山豚丼が美味しかった。

今回は「雪」と「岩」そして長いアプローチと重い荷。
全ての要素が揃っている山域。
登山者として、かなり良い勉強になります。
是非また来たい!

マロンおじさん、本当にお疲れ様でした!!
お付合いありがとうございました!

8/22~25 夢広がる槍ヶ岳登頂!

今回はパワーゾーンさんのお仕事。
クラブツーリズムさん主催の「槍ヶ岳に登り隊」シリーズ!
8月に3回予定されている中の3回目。
これまでの4回の練習山行を経てやっと本番です。
今回が大トリになりますね。

今回の天気は台風の発生が心配だったのですが、ギリギリセーフ。
山行中は天候に恵まれて、最高の北アルプスを楽しめました♪

2日目に全員登頂!
おめでとうございます!

詳細はこちらをクリック


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風も無く穏やかな天気の中、見事に今までの練習の成果を発揮!
皆様、お疲れ様でした!!

自分の可能性を信じる事。
悔しさをバネに飛躍する事。
今回も登頂の裏に各々のドラマが有りました。

夢広がる山行になりましたね♪
ありがとうございました!

8/15~17 岳人憧れの「槍ヶ岳北鎌尾根」!

3泊4日の予定で槍ヶ岳北鎌尾根から西穂高岳への縦走計画。
メンバーはクニさん。
しかし残念ながら3日目に天候悪化。
北鎌尾根のみの縦走とはなりました。

加藤 文太郎や松濤 明(まつなみ あきら)の遭難で知られる厳しい尾根。
尾根上からは山しか見えない抜群のロケーションで、周りの山々を独り占めしたような錯覚に陥ります。

体力的にはキツイですが、それ以上に充実感もデカイ!


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15日(1日目)
5:00あかんだな駐車場から上高地に移動。


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上高地バスターミナル。
お盆は過ぎているので少し人が少ないかな!?


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明神岳!
何回見てもカッコイイ山は良いですね♪


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清流と山。
夏山の雰囲気ですが、空気は秋の気配。


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槍沢ロッヂで昼食。
牛丼がなかなか美味しかった。


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さあ、大曲から水俣乗越への急登です。
あら、こんな標識が…
僕らの事ですか…!?
何にしろ気を引き締めます。


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水俣乗越に上がりました(^^;)
暑いっ!!
太陽は容赦なく試練を与えます。


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水俣乗越からの下り。
聞きしに勝るガラガラ度ですね(◎_◎;)
でもすぐに左岸側の踏み跡に移れました。


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ひたすら天上沢を下っていきます。
沢水が殆ど無いので、徒渉もせず順調でしたね。
ただ暑いので休憩しながら確実に進みます。

北鎌沢出会に到着。
北鎌沢入口の近くにテント設営。


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今回の相棒。
キャラバン「キャンプ4」
この靴のファジィさにも慣れ、ソールのグリップはやはり良い。
新モデルではゴアテックス採用で岩稜縦走での用途も広がった。


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明日登る北鎌沢。
上部のコルが北鎌のコル。


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16日(2日目)
2:30に出発。
虫が思ったよりも少ないのが助かりました。


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日も上がり随分上部まで上がってきました。
しかし、ここで痛恨のルーファイミス(+o+)
ひとつ独標に近いコルに出た。

最後、右の踏み跡に入らないといけないのを、左に入ってしまった。
急な斜面を登ることになってしまいました。

クニさん、ゴメンねm(__)m


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尾根に出た~♪
しばらくは、はっきりした踏み跡を辿ります。


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目の前に「独標」。
近くに見えても遠いんですね、これが・・・。


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パノラマ撮影してみました。
クニさん、すごいカッコイイ!


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独標の直登ルート!
今回は巻きますが次回は登りたい!

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ちょっと際どいトラバース!


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常に遊び心を忘れないナイスミドル!


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Photo by クニ


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ザレ場を通過するクニさん。


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巨岩のガレを登るクニさん。


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13:00 やった~!山頂へ到着!
この穂先はあえてクライミング要素の有る部分を登りました。


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穂先の下りは渋滞もせず快適でした。


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穂先を抱え込もうとしているクニさん。
全く届きませんね、残念!


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槍ヶ岳山荘で夕食のみ頼みました。


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17日(3日目)
翌朝、やはり土砂降りです。
5:30 上高地に向けて下ります。


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川ではありません。
登山道です。


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上高地へ下山して、11:00発のシャトルバスに乗り込みました。


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アカンダナ駐車場からすぐの「ひらゆの森」へ

「平湯の森」で汗を流して、夕食を戴きました。
焼肉定食も美味しかった~!

お疲れ様でした!!


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番外編:家の近くのマックでクニさんから、写真撮影テクニックの一部を教えてもらいました(^O^)


8/11~14 感動の槍ヶ岳登頂!

今回はパワーゾーンさんのお仕事。
クラブツーリズムさん主催の「槍ヶ岳に登り隊」シリーズ!
8月に3回予定されている中の2回目。
これまでの4回の練習山行を経てやっと本番です。

今回の天気は前半良かったものの、後半が崩れました。
でも皆さん頑張って、2日目に見事登頂を果たしました!

おめでとうございます!

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お盆で人が多いですが、上高地は穏やかに出迎えてくれました♪
さあ、長い行程のスタートです!


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登頂おめでとうございます!!
穂先に登り、槍ヶ岳に対するそれぞれの思いが有り、感動も様々。
頑張って達成する事は素晴らしいですね♪


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下りは予定外の徳澤園でしたが、ソフトクリームを食べました♪
充実感たっぷりの良い表情ですね!(^^)!


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上高地から新穂高へ。
ホテルニュー穂高でお食事と温泉。

皆様、お疲れ様でした!!

達成感と充実感。
登山ってやっぱりいいなと思わしてくれる山行になりました。
ありがとうございました!