夏も終わりに近づいてきましたね。
高山はそろそろ雪の気配も漂い始めました。
今回は塩見岳から北岳を縦走するガッツリした山行です。
ロングコースで通常のツアーは3泊4日で組まれることが多いですが、マロンおじさんにヘルプしてもらい、2泊3日で縦走してきました。
鳥倉登山口から入山して広河原に抜けます。
合計距離約33km、上り累積標高約3130m
とても大変でしたが何とかやりきりましたね。
皆様の頑張りに感謝ですm(__)m
ハードな縦走お疲れ様でした!!
1日目(23日)
鳥倉林道のゲート前です。
早朝なので駐車場には車はまばらでした。
予報通りの雨でレインウエアを着てスタート。
30分ほど林道を歩くと鳥倉登山口。
登山口からは山道ですが、歩き易い道が続きます。
このような道標は目安になるのでありがたいですね。
三伏峠までは樹林帯を黙々と進みます。
日本一高い峠らしいです、「三伏峠(標高2,607m)」
躍動感溢れていますね♪
テコンドーを見ているようです。
今日のお宿、「塩見小屋」。
キーワードはとても残念な「アイツ」ですね。
夕食はカレーライス。
2日目(24日)
さあ、いよいよ長い1日の始まりです。
北岳山荘まで約15km。
暗い中、ヘッドランプを頼りに出発!
天狗岩ぐらいから岩場が出てきますが、楽しそうにスムーズにクリアしていきます。
塩見岳山頂まであと少し。
富士山がキレイです(^○^)
でも、よく見るとマッシュルームみたいに雲が巻き付いていました。
あのような富士山は初めて見ました(゚д゚)
塩見岳東峰(3052m)
今回の1峰目をゲット。
素晴らしい眺めです。
これから向かう縦走路です。
長い…(゚д゚)!
中央右の一番高く見えるのが間ノ岳。
間ノ岳の左肩に少しだけ北岳の山頂がチラリと見えています。
今日は間ノ岳を越えて、北岳の手前まで行きます。
きれいなダケカンバの草原がありました。
北岳も随分近くなってきましたよ♪
縦走路にはハイマツ帯や樹林帯の他に、ザレた箇所もあり変化に富んでいます。
「竜尾見晴」
右奥に塩見岳が見えますね。
あんなに遠く見える。
よくここまで歩いてきましたね。
「熊ノ平小屋」
静かで味のある小屋ですね。
間ノ岳の前衛峰といった感じの「三峰岳(みぶだけ)」
左奥には農鳥岳。
ちょっと空模様が怪しくなってきました。
南の空は黒く分厚い雲。
雷鳴が聞こえます。
風向きから判断すると近づく可能性が高いと思われ、かなりペースを上げました。
「間ノ岳(3190m)」に登頂!
急成長中の山ですね。
日本第3位になりました。
気温が低い上に、風雨も強くなってきたので先を急ぎます(◎_◎;)
北岳山荘が見えてきてホッとしました。
疲れはしましたが、充実感はたっぷり。
夕食も美味しいです。
残るは北岳のみ。
小屋も混雑していたので、ロフトの部屋に。
天井が低く、何度も頭をぶつけましたがぐっすり眠りました♪
3日目(25日)
朝は雲海に浮かぶ富士山が眺められました。
素晴らしい天気ですが、稜線の風は強いです。
北岳の上りで後ろを振り返ると、間ノ岳が優雅な姿を見せてくれました。
やったー!
北岳山頂(3193m)
日本第2位の高峰です。
しかも360度の素晴らしい眺め!(^^)!
鳳凰三山に南八ヶ岳。
そして北岳バットレスを覗きこみます。
吸い込まれないでくださいね~。
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。
山頂は風が無く、ずっとこの場所にいたい気分ですが、そうはいきません。
下山を開始します。
八本歯のコルから大樺沢へと下っていきます。
急下降になるため、ハシゴが連続します。
有名な「北岳バットレス」の一部。
中央上に赤いザックの人が登っていますね。
豆粒のようです…
いかにこの壁が大きいかが分かります。
真正面に鳳凰三山を眺めながら広河原を目指します。
な、長い…(^^;)
徒渉もありましたよ。
マロンスリップを期待してカメラを構えていましたが、残念ながら無事通過(笑)
広河原に近づくと緑が鮮やかで、沢の涼しさとの相乗効果で最高に気持ち良かったです♪
「広河原山荘」に到着。
アイスクリーム等を食べて少し休みます。
広河原橋を渡りバス乗降所へ。
良い写真を撮ろうとダッシュしましたが、ズームが限界でした(~_~;)
とりあえず広河原からバスで北沢峠へ。
北沢峠でバスを乗換え、仙流荘へ向かいます。
何かおかしな絵ですが…
マロンバスガイド。
マルチな才能をフルに発揮。
タクシーを待つ間に仙流荘で食事。
信州まつかわ温泉「清流苑」で汗を流してサッパリしました。
この温泉はコスパが高いですね(^^)
3日間では冷や汗が出る行程でした。
やはりこの縦走は4日間でないと…
この反省を活かして基本に立ち返ります。
ここぞという時に皆様の協力で縦走を完結できた事を感謝します。
お疲れ様でした!