北アルプス最奥地とも言われる山域へ行ってきました。
奥地でありながら、登山者が多い。
人々を魅了するその理由が分かったような気がします。
いや~素晴らしかった!
1日目:折立~太郎平小屋
2日目:~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎
3日目:~三俣山荘~黒部源流碑~祖父岳~雲ノ平山荘
4日目:~薬師沢小屋~太郎平小屋~折立
天気も何とか持ちこたえてくれて、北アルプス最奥地を巡る山旅は最高の思い出となりました!(^^)!
1日目(27日)
整備された登山口の折立。
キャンプ場も閉鎖されているせいか、駐車場は空いていた。
登山道整備もありがとうございます。
太郎平までが結構長い(-_-;)
最後に雨に降られるかなと思いましたが、持ちこたえました。
今日は太郎平小屋まで。
今回はサブガイドとして、香川ガイドに同行してもらいました。
元富山県警の山岳警備隊だけあって、この山域は知り合いばかりでしたね。
2日目(28日)
朝食を済ませて、北ノ俣岳へ向かいます。
この稜線部分は槍ヶ岳へ至る西銀座ダイヤモンドコースと呼ばれているらしいです。
北ノ俣岳に到着!
分かるかな~、雷鳥のお出まし(^O^)
赤木岳付近から中俣乗越を見下ろしています。
ひと山越えたその奥に黒部五郎岳。
山頂へ着いたら霧が晴れました(@_@)
分岐まで戻り、カール内のルートで小屋に向かいます。
大きなボルダー(岩)が沢山のカール内。
山岳ガイドが二人いて、好奇心旺盛なお客様が揃うと、花を愛でるよりも岩を登る事に興じます。
皆で大岩で少し遊びました♪
やっと到着…。
カールから黒部五郎小舎はなぜか長く感じる(-_-;)
3日目(29日)
光り輝くロマンスグレーのチングルマ達。
笠ヶ岳の姿が見事な展望場所。
今から行く黒部源流と祖父岳方面を望みます。
巻き道から三俣山荘に立ち寄りました。
この奥地で建物維持だけでも大変だと思うのに、ロケーションに甘んずる事なく出来る限りのサービス提供をしようとする気持ちが凄く伝わってきます。
ありがたいです!
三俣展望食堂でアップルパイやサイフォンコーヒーを楽しみました♪
三俣山荘で充実した時間を過ごした後は、沢沿いを黒部源流碑まで下ります。
黒部源流の碑
この源頭からの流れが黒部ダムを経て、日本海に注ぎ大海原に到達する。
まさしく「大河の一滴」。
なんか感慨深いですね。
岩苔乗越→祖父岳を経て、雲ノ平の台地にやってきました。
スイス庭園を見に行きます。
雲ノ平山荘に到着!
小屋の外観も特徴的ですが、中もとんでもなくお洒落です!
4日目(30日)
食事も美味しい!
充実した雲ノ平ライフ。
もう少し滞在したかったのですが、今日は自宅まで帰らないといけません。
朝日を浴びる風呂上がり後の艶々のチングルマ達。
アラスカ庭園。
庭園とは言っても、人工的に作られたものではありません。
「黒部の主」と呼ばれた故・伊藤正一氏が名付けたそうです。
雲ノ平台地から薬師沢小屋へ。
雲ノ平から薬師沢に下りる道は、昨夜の雨で濡れていてかなり滑りやすい状態でした。
足元が滑って、身体の一部を岩に少しぶつけただけでも骨折したりして、歩行機能に支障をきたす可能性があります。
慎重に歩を進めました。
行者ニンニクが入っているという「太郎ラーメン」。
美味しかったし、登り返しで汗をかいたので塩分補給にもなります。
予定より早く、折立に無事下山!
僕は見ていなかったですが、道路を熊が横断していたというお客様の目撃談に驚きました。
こんな人通りの多い所なのに。
人間を恐れないのか…。
最後にしっかりとした足取りで安全登山に努めてくれたお客様と、この山行をサポートしてくれた香川ガイドに感謝しますm(_ _)m