今回は新潟県糸魚川市の「明星山南壁」を登りに行ってきました。
高差約400m!そのスケールの大きさに圧倒されました!
初日と最終日は移動日にして、29日と30日の2日間登ろうと思っていましたが、30日は雨。
結局、明星山を登れたのは29日の1日のみ。
30日は錫杖岳に転進しましたが、こちらは雪。
31日は帰路の途中にある瑞浪の屏風岩に寄りました。
パートナーはマロンおじさん。
移動は下道を多く使い、テント泊や車中拍。
楽しいプチクライミングトリップでした♪
28日(1日目)
お昼前に名古屋駅にてマロンおじさんと合流後、松本市のカモシカスポーツへ寄りました。
クライミング用品が多く置いてあり楽しいお店でした♪
さらに国道を北上して新潟県糸魚川市へ。
スーパーで買い出しを済ませ、ヒスイ峡の展望台から更に奥の駐車場でテント泊。
キムチ鍋にしました。
期待していなかったですが美味しかったです。
29日(2日目)
夜中に雨が降りましたが、大丈夫!
青空が広がってきています。
テントを撤収して展望台へ移動。
展望台からの明星山南壁は凄い迫力!
クライミングをしない人でも、一度は見ておいてほしいですね。
「こんな凄い所が日本にあるんだ~」と思ったくらいです。
南壁に取付くには小滝川を徒渉しなければなりません。
今の時期が水量は少なく、徒渉も全く問題無かったです。
マロンおじさんはよろけているように見えますが…(^^;)
今日登るルートは、「左岩稜」。
この明星山ではよく登られている超人気ルートらしいです。
今日は僕たちの他には関東の3名パーティーのみでした。
取付きに着いて、トポを忘れた事に気づきました。
「トポポ…(;_;)」
10時ぐらいに登り始めました。
1ピッチ目
夕べの雨で濡れた草付きと脆いホールドにと決して快適では有りません。
「どひゃ~!」「これ登るんですか~?」
あまりの壁の傾斜の強さにビックリ!
「安心してください!登りますから(^^)v」
5ピッチ目くらいまでは僕がリードして、それ以降はつるべで登りました。
核心となる人工登攀が必要になるピッチ。
アブミ登攀は慣れていないので時間が掛かります。
マロンおじさんはクルクル回っていました。
時々、悲鳴のような雄叫びが聞こえます。
岩質は石灰岩で、白くきれいな壁ですが、脆い岩も結構ありますので慎重に登ります。
核心を抜けるかどうかという時に雨が落ちてきました。
後続パーティーは核心部分で雨が降って、濡れたスラブ壁が登れず敗退していました。
後半は斜度の落ちたリッジ登り。
終了点である大岩に着いて、徐々に雨風が強くなってきました。
この後、西面下降路まで、緩いスラブ壁を登らないといけないのですが、濡れていて非常に滑りやすく怖かったです。
草木ホールドを沢山使いました。
15:00ぐらいに、やっと西面下降路に出ました。
5時間程掛かっています。
順番待ちが無いのにかなり遅いです。
まだまだ修行が足らないですね(*_*;
ここで靴を履き替え下降の準備をします。
大きな仕事をやり終えた表情で遠くを見つめます。
下降路も厳しい!
踏み跡は付いているし、ピンクテープが短い間隔で有るのですが、かなりの斜度。
濡れている落葉で滑ったり、少しぬかるんだ地面に何度も転びそうになりました。
小滝川を徒渉して駐車場へ戻る途中で登ってきた大岩壁が違った角度から見えます。
画像の下部に人が写っているのですが、分かりますか?
クリックして大きくすると分かるかもしれません。
比較するものがあると、この壁の大きさがよく分かります。
ヒスイ峡展望台駐車場を出る頃にはすっかり暗くなり、打ち上げでラーメン店に入りました。
お互いの無事帰還を祝します。
天気予報を最終チェック。
この地域はやはり雨。
錫杖岳に目的地をセットして富山経由でロングドライブ。
槍見館近くの駐車場にて幕営。
30日(3日目)
こんな催しをやってましたね。
寒気の流入、冬型の気圧配置から、錫杖岳は雪の可能性が有りますが、少しでも登れればラッキーです。
しかし、無情にも取付き手前から雪が降ってきて、岩壁を完全に濡らしてしまいましたので、登らずに戻りました。
その後、「平湯の森」でまったり入浴。
完全なレスト日です。
宿泊は、次の日に登る瑞浪の屏風岩近くまで行き車中泊。
31日(4日目)
瑞浪の屏風岩へ。
6:30ぐらいに着きましたが、続々と車が入ってきます。
皆さん、早いですね!
休日は少ない駐車スペースの争奪戦ですかね!?
まずは、秀則コーナー。
その後、ルート名不明のスラブ、アタック№1.
昨日、苦しんだアブミも練習しました。
11時ぐらいまで練習して切り上げます。
名古屋駅までマロンおじさんを送ります。
ここから大阪まで高速バスで帰るとの事。
4日間お疲れ様でした!
ありがとうございました。