今回は1泊2日で穂高方面へ。
メンバーは「ほ~さん」。
当初予定ではジャンダルム飛騨尾根経由してから滝谷を登りに行くはずでしたが、雨で計画変更。
新穂高からの「白出沢→ジャンダルム→α沢→飛騨尾根→白出沢」。
なかなかのハードな山行でしたが、面白かったです。
25日(1日目)
装備確認をして名古屋を前夜の0時発でした。
夜中に新穂高の登山者用駐車場に着いて仮眠を取ったのですが・・・
完全に寝坊( ゚Д゚)
しかも予報通りの激しく叩きつけるような勢いの雨。
少し待機して様子を見てました。
今日は白出沢ルートから穂高岳山荘を経由して北穂高小屋までに変更。
登山センターで登山届を提出して出発。
白出沢出会。
この時はまだ北穂高小屋を目指しています。
ジャンダルム飛騨尾根の取付きだけでも見えればと思ったのですが、ガスで何も見えず・・・
荷継小屋跡地で既に濡れオバケ状態。
ほ~さんの肩に重荷が食い込みます。
僕が「不安だから小さいカムも持っていこう」と言ったばかりに・・・
すまん・・・
北穂高小屋まで届かず、今日は穂高岳山荘のテント場でお世話になります。
小屋内のストーブを衣服乾燥に活用させて頂きました。
ありがとうございました。
小屋番さんは嫌な顔もせず、「衣服焦げていないですか?大丈夫ですか?」と声を掛けてくれました。
「あったかいんだからぁ♪」クマムシ風に(ちょっと古い!?)
26日(2日目)
雨は夜半には上がるだろうと期待していたが、朝まで降り続けました。
滝谷も断念。
あまりの無念さに、脱力感とともに2度寝。
9時過ぎぐらいに外を見ると晴れてる( ゚Д゚)
急に活力が湧いてきた!
晴れの威力は凄い!!
速攻でテントを畳んで、今から出来る事を考えます。
冬期登攀の下見という事に決定。
奥穂高岳~西穂高岳の縦走。
10時出発という考えられない時間設定ですが・・・
奥穂山頂はスルーしました。
先を急ぎます。
西穂高岳までの縦走路。
岩もほば乾いています。
「馬の背ってこんな感じでしたっけ~」と言いながら、ほとんど歩きで降りてくるほ~さん。
登山を始めて間もない頃に通ったとの事。
そんな調子だったので、1時間かからずにジャンダルムに着いた。
ジャンダルム飛騨尾根の下見。
あまりのロケーションの良さに、ほ~さんの冒険心に火が付いた。
「飛騨尾根下降しませんか?」
あまりのキラキラした目であっさり言うので、思わず「いいよ」と言ってしました。
一応撮っておきました。
上まで行ったのは僕だけでしたが・・・」
まず飛騨尾根横のガラガラのα沢を下ります。
石に乗って滑りながら下りてる感覚です。
ルンゼが細くなっていきます。
こうゆう地形は落石が集まってくるので先行者が安全地帯に行くまで待ちます。
ルンゼの傾斜が強くなってきたので尾根に進路を取ります。
飛騨尾根に乗りました。
ちょっとカッコイイ写真でしょ(^^)v(モデル以外は・・・)
尾根もハイマツ帯が出てきました。
段々と深くなっていきます。
頭しか見えません。
この後、完全に見えなくなります。
飛騨尾根の末端まで行くと断崖絶壁ばかりになりました。
懸垂下降しか選択肢は有りません。
60mロープで届くかな?というぐらいの高さ(◎_◎;)
60mロープで届きました。
ナメ滝も懸垂下降で3ピッチほど。
懸垂の支点も使えるところが無くなり、緩やかな傾斜の尾根を目指し、草付きの斜面をトラバースします。
草ホールドを頼りにしました。
こんなサバイバルクライミングは初めてです。
やっと一般道にでました。
当然、ヘッデン使用になりました。
20時過ぎに駐車場到着。
お疲れ様でした!!